2014年12月8日

焼入れ鋼加工におけるcBN工具の優位性

焼入れ鋼加工におけるcBN工具の優位性
焼入れ鋼加工におけるcBN工具の優位性
正常な切削加工をするためには

工具硬さは被削材の3倍は必要!

cBNエンドミルの特性
cBNエンドミルのコンセプト

放電加工から直彫り加工への工法改革。

  • 納期短縮  例:金型設計5日+電極加工5日+放電・仕上加工5日 =計15日を
    ⇒金型設計5日+直彫り加工1日 =計日に
  • 原価低減 (消費電力の 75%削減、電極製作も不要⇒ 省資源
  • 放電加工での排出液が出ない( 地球環境に優しい

超硬コート品の2倍以上の加工速度、5倍以上の工具寿命

  • 加工時間の短縮
  • 長時間加工における工具交換の縮減
  • 磨き工程の時間削減
直彫り VS 放電加工
ワ ー ク ベベルギアキャビティ (60×60×50)
被 削 材 DC53(HRC60)
加 工 機 安田工業 YBM640V
使用切削剤 オイルミスト(cBNはドライ加工)
使用工具 超硬エンドミル5本、R1×8 cBNエンドミル1本
加工内容 超硬工具+cBN工具で直彫りの加工テスト。(従来工法である放電加工との時間および面粗度の比較)
切削条件
加工工程 使用工具 回転数(min-1) 送り(mm/min) 加工時間(min)
下穴加工 超硬R5ボールエンドミル 600 240 7.4
大荒加工 超硬φ10エンドミル 4,000 2,500 6.2
中荒加工 超硬R3ボールエンドミル 5,000 1,200 19.0
中仕上加工 超硬R1.5ボールエンドミル 8,500 2,000 36.1
中仕上加工 超硬R1.0ボールエンドミル 15,000 2,400 28.5
最終仕上加工 cBNR1.0ボールエンドミル 20,000 2,000 50.3
下穴加工 超硬R5ボールエンドミル 600 240 7.4
大荒加工 超硬φ10エンドミル 4,000 2,500 6.2
中荒加工 超硬R3ボールエンドミル 5,000 1,200 19.0
中仕上加工 超硬R1.5ボールエンドミル 8,500 2,000 36.1
中仕上加工 超硬R1.0ボールエンドミル 15,000 2,400 28.5
最終仕上加工 cBNR1.0ボールエンドミル 20,000 2,000 50.3

【結論】
従来工法(放電加工+磨き加工)<約10時間> VS 直彫り工法 <約2.5時間>
よって、75%の時間が短縮された。

弊社CBN工具の特長~電界砥粒研磨処理~

未処理製品(砥石痕が見られ、面精度悪化、チッピングの原因となる)

処理製品(刃先が滑らかで高精度、長寿命化)

弊社CBN工具の特長~電界砥粒研磨処理~
弊社CBN工具の特長~電界砥粒研磨処理~
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